今週ラストのイベントは

2021年10月8日 16時17分

環境学習会

 イベント続きの今週。ラストに学んだことは、環境について。小学5・6年生は、社会科や理科、総合的な学習の時間に環境について勉強しています。中学生は、全学年が環境について復習したり、新たに学んだりしました。愛媛県浄化槽協会の方に、「暮らしと水の関わり」「川の自浄作用」「汚染水処理の仕組み」等とても分かりやすく教えてもらいました。

 その後、「CODパックテストを使った水質測定実験」を行いました。生活排水となる「洗濯洗剤」「手洗いの水」「ジュース」「うどんの汁」「水道水」の5つはどの順で汚れがひどいかテストしました。皆さんはどれだと思いますか?児童生徒の予想は、洗剤やうどんの汁が多かったのですが、実は砂糖などは多く入っているジュースが一番汚れがひどいという結果になりました。人間にとっておいしい、栄養のあるものも、川にとっては汚れでしかないようです。全員外れ!

 

 次に「ろ過タワーを使った水のろ過実験」をしました。泥水をどんな材料を通してろ過すると一番きれいな水になるか競争を行いました。小学生はラッキーにも5人だったので、一人ずつ考えてろ過装置の設置をしました。中学生は2人一組で組み合わせを考えました。材料は10種類の中から7種類を選び、ろ過する順番を決めます。

「小石」「荒砂」「砂」「毛糸」「紙」「炭」「貝殻」「スポンジ」「砂利」「綿」をどう組み合わせるかです。透明度2cm程度の泥水を最大32cm程度にする子供もいました。ちなみに、きめの細かい砂を上の方にいれることがポイントだそうです。

 

 最後に、浄化槽内の微生物を顕微鏡で見ました。ゾウリムシやヒルガタワムシ、ケンミジンコなどたくさんの微生物を見つけていました。感想では、川の水を汚さないためにも今後洗剤や手洗いせっけんを適量使うことや残飯を出さないなど少しでも環境のことを考えていきたいということでした。とても良い学習が、児童生徒ともにできました。